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■前立腺がんとは? |
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前立腺がんは、欧米では以前から発生率が男性では1位でした。日本では、国立がん研究センターがん情報サービスによると、2016年がん罹患数予測で胃がんを抜いて男性では第1位となったようです。
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■前立腺がんの症状 |
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前立腺がんも他のがんと同じように、初期症状はほとんどありません。症状が進行すると、尿の出が悪くなったり、尿や精液に血が混じったりします。また、前立腺がんは骨に転移しやすいため、腰痛や背中の痛みを生じることがあります。なお、前立腺がん特有とも言える特徴は、通常は非常に進行が遅いということです。
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■前立腺がんの原因 |
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前立腺がんの原因としては主なものとして次の3つが考えられています。
- 加 齢
前立腺がんは50歳以上の男性に多く、これは年をとる事によってホルモンのバランスが崩れ、男性ホルモン優位になるためと考えられています。
- 食生活
高脂肪の肉やアルコールを大量に摂取したり、緑黄色野菜が不足した食生活の場合、発症率が上昇するとも言われています。
- 遺 伝
前立腺ガンは特定の家系で発生する確率が高いため、遺伝的な原因があるとされています。
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■前立腺がんの検査 |
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(1)血液検査 |
前立腺が分泌する特別のたんぱく質(腫瘍マーカー)を検出する方法。近年一般化した方式で、特に前立腺特異抗原(PSA)が感度が高いです。前立腺特異抗原(PSA)は当院でも簡単に検査できます。
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(2)直腸指診 |
前立腺がんの診断で最も簡便で従来より行われている方法。肛門から直腸の中に指を入れて、指の感覚によりその状態を確かめる方法です。 |
(3)経直腸超音波検査 |
検査方法としてよく用いられるもので、肛門から直腸に探蝕子(プローベ)と呼ばれる細い棒を挿入し、前立腺の内部を超音波で見るものです。通常は前立腺生検(組織検査)の際に併せて行います。 |
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■前立腺がんの治療 |
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前立腺がんの治療法としては、ホルモン療法のほか放射線治療、手術療法などがあります。
年齢を重ねるほどリスクの高まる「前立腺がん」。しかも、前立腺がんは進行が遅いため気づくことが遅れがちになります。定期的に検診を受け少しでも早く不安を解消したいものです。
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