TOT(テンションフリー経閉鎖腔テープ)手術について
最近、欧米ではTVT手術にかわって「TOT(ティーオーティー)手術」が主流になってきています。TOT手術は、尿道の裏側に人工テープ(幅1cm)を通してハンモックのように尿道を支える点ではTVT手術と同じですが、テープを通す場所がまったく異なっています。TOT手術では、両内股の付け根を切開して、骨盤の骨のすき間(閉鎖孔)から坐骨の裏にテープを通します。両股のつけねと膣の計3ヶ所(各々約1cm)のわずかな切開で手術可能です。
この場所には合併症を起こす重要な臓器がありませんので、TOT手術はTVT手術よりも安全性が非常に高くなっています。健康保険が適用され、通常1泊2日の入院です。
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