




関節リウマチは膠原病の一種で、関節や骨、筋肉などの運動器に痛みや炎症を起こす病気です。およそ人口200人に一人の割合で発症すると考えられ、日本では約60万人の患者がいると言われています。
特に女性に多い病気で、その比率は約1:3あるいは4とされ、発症年齢は30才代から50才代と働き盛りのころに多いのが特徴です。
発症のメカニズムなどまだ解明されていない部分も多い病気ですが、薬による治療法も進歩を見せており、何といってもいち早い診断、治療が有効です。


リウマチの治療目的としては、(1)関節の痛みやこわばりの抑制(2)炎症の抑制(3)関節機能の維持・強化→関節機能の改善(4)関節の変形・強直の予防 といったことになりますが、最近では各種抗リウマチ剤、免疫抑制剤、生物学的製剤などのさまざまな薬剤が開発され、患者さんの痛みや炎症を抑制し,関節の破壊や変形を進行させない効果が期待できるようになっております。
まずは、医師とじっくり今後の治療法について語り合い、ベストな選択をされることが重要です。



- 日本リウマチ学会リウマチ専門医
- 日本内科学会内科専門医
- 医学博士