鹿児島市谷山医療法人じげんじ久保クリニック(泌尿器科・内科)−前立腺肥大症、前立腺がん、尿路結石症、尿失禁・頻尿、血尿、膀胱がん、腎がん、包茎・パイプカット、生活習慣病などの治療・相談

 
 
 
 
PSA(血液検査)
■PSA

前立腺特異抗原PSA(Prostate Specific Antigen)は前立腺や精嚢から分泌され精液を固まりにくくサラサラさせて、受精がうまくいくようにする酵素です。正常な状態でも前立腺細胞から少しだけ血管にしみだしていきますので、前立腺の病気がなくとも0.5から3ng/ml程度の値は示します。

しかし、これが前立腺がん、前立腺炎、前立腺肥大症など前立腺に何らかの病気があると、その値は高くなってきます。通常70歳ではPSAは4ng/ml以下が望ましいとされます。がんの発見される割合はPSA4〜10ng/ml(グレイゾーン)で4人に1人、10ng/ml以上では2人に1人です。4ng/ml未満でも50人に1人にがんが発見されます。

前立腺がんは早期に発見されると根治可能なので、PSAが4ng/ml以上の場合や、身内に前立腺がんのおられる方、50歳代なのにPSAが3ng/mlを超えている方は早いうちに泌尿器科専門医の受診をしましょう。また過去に前立腺生検(組織検査)で悪性の所見はなかったがPSAが上昇してくる場合も注意が必要です。PSAが高い原因をつきとめ、治療の必要があるのか、経過観察でよいのかはっきりさせることが大切です。

北米、北欧などの先進諸国では男性で最も多いがんは前立腺がんです(罹患率第1位)。近年、食生活の欧米化に伴って、日本でも前立腺がんの発生が増加し、国立がん研究センターがん情報サービスによると、2016年がん罹患数予測では胃がんを抜いて1位となっております。

前立腺がんは早期発見・早期治療で完治します。早期発見には血液検査(PSA)がとても有用で簡便におこなえます。おしっこが近かったり、出にくいなどの症状がある方はもちろん、症状がなくとも50歳を過ぎたらPSA検査を受けてみてはいかがでしょうか?(早期の前立腺がんでは症状はほとんどみられません)

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